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アフリカ雑貨の販売 アサラトについて

2016.07.14

友人(セネガル人)がアサラトを教えている様子
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こんにちは!斉藤です。

今回は、セネガル→日本への輸入している商品のお話です。

日本への輸入雑貨

実は、既にセネガル雑貨を日本へ持ち込み、
販売するという事業も始めています。

労力の割に利益はあんまり・・・ですが、
セネガルにお金を落とすことで、
セネガルに貢献できているのでまあ良いかな。

今回ご紹介する商品は、コチラ

asarato

アサラトです!

セネガルではケセンケセンや
カスタネットと言われています。

元は妊婦さんの暇つぶしや、子育てに使われていたようですが

どっかの誰かが

「これでかっこ良く音楽奏でられるんじゃね?」

という事に気づき
パーカッションアイテムとして有名になっていきました。

日本でも特に関西を中心にアサラトブームは
ジワジワ来ており、日本からわざわざ
アサラトプレイヤーが訪れた事もあります。

アサラトプレイヤー達の華麗なアサラト動画はコチラの記事

職人との関係づくり

友人(セネガル人)がアサラトを教えている様子

まずは、アサラトを販売している職人兼アーティストと
仲良くなる事から始めます。

定期的に会ったり、時には村にお呼ばれしたり
しながら、関係を深めていきます。

お互いを知ることで、僕も彼の生活を助けてあげたいという
気持ちが強くなりますし、彼も、良いアサラトを日本に
届けたいという気持ちが強くなります。

結果、今では価格の融通が効くようになったり、
家まで届けて来てくれる様になりました。
(これがもの凄くありがたい)

検品

ここからが本番

山程持ってきてもらったアサラトの中から、
品質の良い物を選定します。

・ひび割れ
・左右の大きさが違いすぎていないか
・ヒモが硬すぎないか

・穴が大きすぎて中のビーズが出てこないか

これらを日本人基準で検品します。

最初の頃は検品時点で酷いものばかり持ってきていた彼でしたが、
取引を行うときに、口酸っぱく
「日本人は、箱に傷があるだけでクレームを入れる恐ろしい人種だよ」
などと日本の品質基準について言い続けることで、
良い物を厳選して持ってきてくれるようになりました。

それに、セネガル人にしては珍しく
約束の日時を守ってくれるので、結構助かっています。

購入

検品が終わりました。

検品漏れも想定して、購入予定数よりも
少し多めに持ってきてもらっています。

良い仕事をしてくれた(検品漏れが少なかった)場合は、
僕の方も、予定よりも多めに購入して
彼が持ち帰る荷物の量を減らしてあげます。

こうして、お互い気持ち良いまま取引を終えられました!

因みに、この日は10万CFA分(約2万円)のアサラトを購入。

一般的なセネガル人の一ヶ月分の給料(約5~8万CFA)より多いです。

これで彼がグータラしたら意味が無いですが、
生活の問題が少しでも解消してくれると嬉しいですね。

ニス塗り

アサラトを手に入れたら、今度はニスを塗っていきます。

ニスを塗ることで、ツヤ感と強度が増します。

ただ、日本のアサラトプレイヤーの中には
「素材の質感を感じたい」や、「自分で調合したニスを塗りたい」など
こだわりがある方もいるので、ニスありとニス無しの2種類を作ります。

atelier

セネガルに多く存在するアトリエ

今回は、家の近くのアトリエ(建築屋)にニスを頼みます。

乾かす時間などもあるので、大体1~2日でニス加工が完成。

今回はクリアタイプのニスを塗ってもらいました。
テカテカ感を抑え、実の肌触りも良い感じ。

因みにアトリエの皆さん、アサラトの存在は知っていますが、
使い方は分かっていませんでした(^^;

発送

梱包時はこんな感じ(続く)

梱包時はこんな感じ(続く)

アサラトは割れやすいので、しっかりと梱包します。

日本と違って段ボールも簡単に手に入るわけではないし、
プチプチなんて存在しないんじゃないかなーという勢いですが
ありもので、何とかします。

梱包が終わったら、郵便局に電話して集荷に来てもらう!!

・・・なんて事はセネガルでは出来ないので、自分で郵便局まで行きます。

しかもこの大きさを国際郵便で発送できる郵便局は限られているため、
タクシーに乗り、大型郵便局まで向かいます。

郵便局に到着したら、待ちます。
いったい何を待っているのか分からなくなるくらい待たされます。

ここから色々なやりとりが行われ、
小一時間ほどでやっと引き渡し完了。

そして、帰宅。もしダカール中心部の郵便局だったら、
帰ってくるまでに30分~1時間ほど掛かります。

到着

良い感じに修羅場を潜り抜けて到着

良い感じに修羅場を潜り抜けて到着

10日もすると、日本にアサラトが到着します!
(通関の手続きや、各貿易機関に成分の確認なども済ませました。)

ここから更に販売用に袋詰めやラベル貼り、倉庫への納品を行い
ついに、販売可能な状態になります。

最後に

如何でしたでしょうか!?

海外品を日本で販売できる状態にするまでに
多くの人と時間が関わっているというのが
分かって頂けたと思います。

商品一つ一つに、関わった人たちの思いが
詰まっているという事を感じながらアサラトを使ってもらえると、
いつもより良い音が鳴るかもしれません。

因みに、ゴレ島のアサラトマスター サリウが作ったアサラトはこちらで購入できます。

■マーセワッカム

http://store.shopping.yahoo.co.jp/senegal/b3dab4ef.html

それでは!

 

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