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セネガルお宅訪問の旅 中編「JICA x アフリカ、日本品質の浴衣作り」

2015.09.03

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サラマリコーム!

 

ライアンです。

 

前回から、アフリカ生活、初の旅行に来ています。

(前回の記事はこちら↓)

セネガルお宅訪問の旅 前編「地獄の、あいのりタクシー」http://senegaltaizaiki.com/?p=580

で、今回の目的の一つである、JICA協力隊の原田さんという方にお会いしました。

彼は、ボランティア活動として、ここルーガのセネガル人と協力し、アフリカ布を使った浴衣を作っています。

この間まではクラウドファンディングのREADYFORに掲載もしていました。

アフリカ生地で作った浴衣・アロハで日本とセネガルを繋ぎたい! – READYFOR (レディーフォー) https://readyfor.jp/projects/villageartisanaldelouga?

 

そこで、仕事場を見せてもらえることに!

 

「すぐ着きますよ」

と言う話だったけど、いざ家から外に出ると、物凄い勢いでセネガル人が原田さんに声をかけてくる!!

そして全員と会話する!!

なんなら遠くから声かけられてもわざわざ握手しに行って冗談なんかも飛ばし合う!!

 

な、なんだこのコミュ力は・・・

これは僕が見てきた中で過去ベスト3に入るコミュ力の持ち主。
(今までの1位は、電車で席を譲りあった同士で仲良くなって飲みに行った男2人)

 

そんなこんなで、予定の5倍くらい時間を掛けて、裁縫屋までたどり着きました。

 

アフリカ布を使った浴衣。とにかく色んなデザインがある。

そこは、数人のセネガル人が営む裁縫屋(全員男)

原田さんは、日本のクオリティを再現する為に、書類審査や実技試験を行い

選びぬいた裁縫屋を使っています。

でもって、今回はビジネスでは無く、ボランティア活動の一環のため

裁縫屋の技術力の底上げをする事も目的らしい。

(つまり、技術の高い人だけに仕事を振るんじゃなくて、全体に日本の技術を伝える)

 

確かに、単純に浴衣を作って売るだけだと、原田さんの任期(2年)が終われば

後を継ぐ人が出ない限り収入は2年前に戻ってしまいます。

でも、店舗自体の技術力がUPしたのなら、価格じゃない部分での差別化ができるので

彼らの暮らしもいくらか豊かになります。

JICAの方にこうやって直接話しを伺うのは初めてだったんですが、

初っ端から凄い話が聞けた気がしました。

というか原田さんの人生計画のスケールが大きすぎて、そっちも面白すぎました。
(気になる方は本人から直接聞いてみてください)

 

日本の品質を保つのは、技術だけじゃない・・・!?

原田さんと職人さん。真剣に仕事の話

原田さんと職人さん。真剣に仕事の話

続いて、2つ目の裁縫屋さんへ。

オーダーシートを見ながら、寸法やデザインについて話しています。
(ウォロフ語が良くわからないので多分そんな感じの話)

 

僕もセネガルで家具をオーダーした事があるので分かるんですが

こっちの職人の技術やセンスは中々のものです。

打ち合わせも、適当かと思いきや、結構しっかりやります。

 

・・・が、問題なのは

オーダーしたものと違うものが出来上がる

これです。これが結構当たり前に起こります。

 

サイズやデザインが数センチ違ったり、細かい部分が甘かったりですね。

 

自分が使う分には、これがセネガルクオリティーと思って使えば良いんですが

日本にいる日本人はそうは思ってくれません。

100均のものにも文句を言うような人は別としても(そもそもそういう人はターゲットでは無いので)

サイズが数センチ違う家具や、ほつれが何箇所もある洋服、写真とちょっと違うデザインは

返品対象になったり、ブランド力を下げてしまったりします。

 

これを限りなくゼロにするには、日本人による検品が非常に重要です。

 

で、原田さんは、その検品を自分で細部まで行います。

え、これもNGなの!?ってくらい厳しい検品具合です。

 

というわけで、これだけ時間と手間を掛けて一つ一つ丁寧に作られたアイテムの数々。

ボランティアだからこそ、効率と価格を度外視して販売されています。

なので、みなさんは、今のうちに買っておいたほうが良いと思いますよ笑

 

 

次回は、アフリカ!って感じの村へ訪問してきます。

 

それでは!

シャツを買いました。カッコイイ。日本では勇気いるけど。

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