ラマダーン(断食月間)終了のお知らせ
こんにちは!
ライアンです。
イスラム教徒の断食月間であるラマダーンが、先週で終了しました。
ラマダーンとは?
イスラム教徒が行う義務の一つで、1ヶ月間、日の出から日没までの間は何も飲み食いしてはいけないというもの。
断食=ずっと何も食べないと勘違いしている方もいるかもしれませんが、それは断食ではなく「絶食」です。
朝の5時頃~夕方の19:45頃までの間、食事ができません。
信仰心の強い人なんかはツバも飲み込みません。
3食は食べます。
断食中と言っても、3食しっかり食べるようです。
1回目は夕方20時前
2回目は寝る前の23時ごろ
3回目はラマダーンが始まる早朝5時前
なんか、ただ昼夜逆転しただけじゃ?という感じもしますが、それでも大変なのに代わりはありません。
関係ない人の生活にも影響があります。
イスラム教徒ではない僕らのような人には全く関係のないものと思うかもしれませんが
イスラム教徒の多い地域に住む人にとっては色々問題も出てきます。
・昼間に外で食べ物を食べたり、水を飲む行為がしづらくなる。
・パン屋が朝営業しなくなる。(夕方~早朝までの営業になる)
・スーパーでセールが始まる。
・町全体の活気が下がる
・夕方のラマダーン明けの一体感が凄い。
特に下の2つは特徴的です。
町全体の活気が下がる
なんだか町中の人の元気が無くなっている・・・というか体力を温存している人が増えます。
ラマダーン明けの一体感が凄い。
ラマダーンが終了すると、どこからともなく大量のパンとコーヒーを配る人達が出てきます。
しかも、全て無料。
「いやぁー、今日もよくやったねー!」という感じでお互いを労いながら最初の食事を摂るのです。
そんな彼らも、2,3週間も続けば慣れたもので、普段通りの活気に戻りました。
これ、日本でやったら一体感が生まれて良いかもな、と思いましたが
多忙な日本人は、20時をうずうずしながら皆で待って、一斉に食事をするというのは無理ですね。
仲間内でやってみると、文化祭明けみたいなちょっとした絆が生まれそう。
それでは!