アフリカで日本人が結婚式をするとこうなる-前編-
こんにちは!斉藤です。
今月頭、友人が日本からセネガルへやって来ました。
目的は、なんと結婚式!
セネガル人の結婚式に参加するんじゃないですよ。
セネガル人と結婚するわけでもありません。
日本人夫婦が、セネガルで結婚式を上げるんです!
というわけで、「色々準備とかしてくれや」って事で
僕と共通の友人に
白羽の矢が立ちました。
本日の新婚さん
学生時代からの約10年来の付き合い。
プロポーズはウィーンの舞踏会。
今回セネガル→モロッコ→ロンドンで式を挙げるという
もうネタみたいな人なんですが、結婚式の一回目を
僕らのいるセネガルを選んでくれたので、
記憶に残る結婚式を開いてやろうじゃないか!
セネガル式結婚式とは
セネガルでは、結婚式は朝から晩まで屋外で行われます。
フツーにその辺を歩いてると、結婚式してたりします。
屋外にテントをはり、座りながらだべり、みんなで食事をして
歌ったり踊ったりします。
誰でも参加可能なので賑やかなお祭りです。
準備するもの
- テント屋さん
- イス屋さん
- 現地のご飯を用意してくれる人
- ドリンクを用意してくれる人
- ミュージシャン
- ダンサー
- 結婚式衣装の仕立て屋
- ホテル
- 必要なら)羊とそれを捌く人
- その他もろもろサポートしてくれる人
とりあえずこれらが用意できれば式は挙げられます。
が、そもそもどこにそんな人がいるか分からないので
手探り状態でのスタート。
相場も分からないので幾つか周り、相見積を取ります。
もちろんホームページも無ければメール、
電話だけでのやり取りも不可能なので
全て対面での打ち合わせです。
厄介なのは、日本とは異なり基本的に全て口約束。
金額はまあ紙に書いて共有できますが、
詳細まで書いて何かして・・・というのが通じません。
で、何とか手配が終わったと思ったら、
お金が足りない。とか時間が無い、とか
平気で言ってきます。
そしてセネガル人と言えば
時間をがっつり無視する事で有名。
当日になって来ませんでした、とか全然ありえる勢いです。
特に洋服の仕立て屋は2,3日で出来ると言って
3週間かかる事もザラなので
早めの手配と何度も何度も催促が必須です。
現地飯
現地飯に関しては、事前の作り置きが出来ないので、
当日に出来たてのチェプ、ヤーサを振る舞います。
(どっちもセネガルの定番料理)
40~50人前を頼んだので、料理を作る人も総出。
5人位でせっせと作ってくれます。
煮込んだり蒸したりと、何かと時間の掛かる料理なので
5,6時間掛けて調理していました。
日本人にも馴染みやすい味なのが嬉しいポイント。
飲み物も、ビサップ、ブイ、ダカールという
現地のものを使った手作りジュースが振る舞われました。
ミュージシャン、ダンサー
祝い事で派手にやるには、少なくとも5人の演奏者が必要。
ジャンベ、サバール、タマなど、民族楽器を駆使して
胸の奥にドンドン振動を与えてくる力強い演奏をしてくれます。
これはめちゃくちゃテンション上がります。
で、ここで欠かせないのがダンサー陣
セネガル人はみんな生まれながらのダンサー。
音楽が流れれば独特のテンポで軽快に踊ってくれます。
なので近所のセネガル人が参加してくれれば
それだけで盛り上がるんですが
やっぱりプロダンサーのド迫力さは一品!!
巨漢をブルンブルン震わせながら砂を巻き上げながら
これでもかと言わんばかりに踊り狂います。
羊
セネガルではお祝い事で羊を食べます。
ということで今回も思い切って羊を用意しました。
当日の朝に殺してすぐ捌き、
その日の昼にはチェプ、ヤーサの上に載せられます。
(これをチェプヤップ、ヤーサヤップと言う)
日本でも健康、美容に良いってことで
ブームになってきているようです。
捌きたての新鮮な羊は、臭みもなく非常に柔らかい、
そしてうまい!の三拍子が揃っております。
そして当日
今回の主役は、セネガル滞在時間約24時間という弾丸旅行。
なので時間的余裕は一切無し!
果たして無事結婚式を終えることが出来るのか・・・?!
つづく。
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