アフリカのタバスキ旅 ~羊を丸ごと食べてみる~ その3
サラマリコーム!
ライアンです。
ここまで引っ張ってきた羊イベントも今回で終了です。
ついに羊を食べる時が・・・!!
主の責任。ヒツジの価値
この日のために、どの一家も一匹以上の羊を用意しています。
サリウも一家の大黒柱として、羊を用意する義務があるんですが、
良い羊だと一匹100,000CFA(日本円で2万円)します。こっちでは大金です。
サリウも、数週間前から「金が無い、金が無い・・・」とこれみよがしに言ってきていました。
そこで、彼のため、というか彼の家族のために僕がアサラトを10万CFA分
サリウから購入し無事、男の責任を果たすことが出来たのでした。
(この時のアサラトはこちらのショップでご購入頂けます!お届けまで3日程度)
で、そんな事もあり今回お呼ばれされたのですが、僕も、サリウがどんな羊を買ったのか楽しみでした。
サリウ「モドゥ(僕のこと)、これがお前のおかげて買えた羊だよ」
ええぇーー!!!!目から血でてるんですけどぉーーーーー!!!????
サリウ「昨日マラリアにかかっちゃったみたいなんだ。今日の朝は、他の羊がマラリアで死んだ」
衝撃の事実。アフリカと死を間近に感じた瞬間でした。
その後のサリウの話によると、この羊は医者に診てもらうから、大丈夫との事。
え、というかこれ、食べるの・・・?
ヒツジの殺し方と、捌き方
ついに羊を絞める時が来ました。
(今日はマラリアには掛かってない元気な羊を使うようです。良かった・・・)
殺し方は、ニワトリの時と一緒で、首の下辺りを押さえつけ、頭を持ち、首をナイフで掻っ切る。
そうすると、血が「ビューッ」っと出ます。
長い間手足をバタつかせ、5~10分で完全に息絶えます。
その後は、その場に2~3時間放置。すぐに解体するかと思ってただけに意外。
腐ったりハエがたかってきたりしないのかと思ったけど平気でした。
続いては、解体作業です。
ナイフでお腹を切っていきます。
全部切った後にお腹周りの骨をバキバキっと広げると、中からモロンっとあらゆる臓器が出てきました。
ここからも男たちの手さばきは手慣れた感じで、サッサとさばいていきました。
傍らで全然平気な顔してる子供たち。
羊の金玉持ちながら駆け回っている子もいました。
キレーに解体終了。ここまで無くなるもんかね!ってくらいスッキリしてます。
羊の皮は干して毛布にするらしい。
この後は似たり焼いたりした肉の固まりを皆で食い散らかしました。
気になるお味は・・・旨い!THE ニクって感じ。予想よりも柔らかいし、臭みも全然ありません。
新鮮な肉っていうのはこういうことを言うんだなーと思いました。
最後に
セネガルはおもてなし精神が強く、僕みたいな来客には本当に良くしてくれます。
また、ちょっと散歩に出るだけで色んな人から話しかけられるので
人の温かさに触れまくる事ができます。
セネガルは音楽性も豊かなので、ジャンベ、アサラト、ダンスなどなど、
本場で集中して学ぶことも可能です。
時間の流れもゆっくりで、基本的にみんなダラダラしているので
何かに急かされたり縛られたりすることもありません。
自分がしっかりしないと人間的にダメになるくらい自由奔放ライフに興味がある方は
ライアンまでご連絡下さい。
それでは!